僕の考案したスピーキング力を伸ばす「秘密の方法」をこっそりご紹介します。
1.スピーキング力=「ネタ」の多さ
「英語がしゃべれる人」とはどんな人のことを指すでしょうか?
「英単語をたくさん知っている人、文法をたくさん知っている人、スラングをたくさん知っている人、発音が美しい人...」
といろいろな定義があると思いますが、僕の考える「英語がしゃべれる人」とは
「自分の意見がきちんと英語で言える人」です。
突然ですが、1つ質問です。
「英語がしゃべれる人」になるために、われわれは、下記のAさんとBさんのどちらを
目指せばよいと思いますか?
Aさん:英語についての知識が豊富だが、彼の話の内容は貧素。
→こういう人が英語を話しても、たぶん相手はあんまり面白く感じませんよね。
Bさん:英語についての知識が貧素だが、彼の話の内容は豊富。
→こういう人と英語を話したら、たぶん相手は面白いと感じますよね。
「自分の意見がきちんと英語で言える人」に近づくためには、僕たちは、まずBさんを目指すべきです。
英語を勉強しているけどあんまり上達していない日本人のほとんどが、Aさんタイプの人ではないでしょうか?
「英語の知識(文法・単語など)はあるけど英語が話せない」という状況に陥っている人が多いのではないでしょうか?
知識を豊富にするための「英語のお勉強」に力を集中しすぎて、話の内容を豊富にするという作業が
おろそかになっているということです。
マジメにコツコツ勉強して、英語の知識は増えたけど、「話の内容が貧素」のままだとしたら、勉強にかけた時間とお金がもったいないですね〜。
では、Bさんのような「話の内容が豊富な人」になるために、どーすればいいか?
そのためには、自分の英語力で話せる「ネタ」を、数多く用意(ストック)しておくことが必要だと僕は考えます。
お笑い芸人の人が、自分の芸の幅を広げるためにつけてる「ネタ帳」みたいなものを、アナタも用意すればいいんです。
僕の考案したナイスな方法をご紹介するので参考にしてみてください。
2.ネタを選ぶ
基本的には、どんな「ネタ」を増やすかは、もちろんアナタ次第です。
ここでは、例として「アナタがどんな人なのか?」を説明するような「ネタ」を考えてみましょう。
話すことはイロイロありますよ〜。例えばこんな感じ。
アナタの好き嫌い
好きな/嫌いな 趣味(アウトドア/インドア)とその理由。
好きな/嫌いな 食べ物(ドコ料理?メニュー)とその理由。
好きな/嫌いな 映画(ジャンル、タイトル)とその理由。
好きな/嫌いな 俳優(同姓/異性)とその理由。
好きな/嫌いな 小説(ジャンル、作家)とその理由。
好きな/嫌いな 音楽(ジャンル、バンド、歌手)とその理由。
好きな/嫌いな 異性のタイプ(外見、内面、その他)とその理由。
などなど。
アナタにとってのニュース
最近のいちばん気になる/気にならないニュースとその理由。
芸能/政治/生活/スポーツ/科学/経済〜
などなど。
アナタの喜怒哀楽(人生編or最近編)
これまでの人生で or 最近 嬉しかったこと。
これまでの人生で or 最近 怒ったかったこと。
これまでの人生で or 最近 楽しいかったこと。
これまでの人生で or 最近 悲しいかったこと。
などなど。
〜という感じで、ちょっと考えただけでもこれだけ多くの「ネタ」がありますね。
最終的には、こういう「ネタ」をできるだけ多く自分の英語で話せるよーになることが目標です。
「こんなにあんの?」と思ったアナタ!大丈夫です。一気にできる必要はないですから。
これから紹介する方法で、少しづつ「ネタ」を増やしていけばいいんです。
3.ネタ帳の書き方
1.日本語で考える(ネタ帳左側)
とりあえず1つ「ネタ」を選びます。例えば「最近 嬉しかったこと」を選んだとします。
まずは、「最近 嬉しかったこと」を、日本語で考えてみましょう。
そして、1冊のノート(→アナタのネタ帳になります)を用意し、その左側のページに、アナタの「最近 嬉しかったこと」を、日本語で イロイロと書いてみましょう。(箇条書き。メモっぽくて良いです)
2.英語で考える(ネタ帳右側)
次は、自分がネイティブの友達に対して、「最近 嬉しかったこと」を英語で説明することを想定して、 ノートの右側ページに、先ほど日本語で考えたことを、英語で書いてみてください。
3.英語にできない箇所を発見する
どうでしょう?上手くできましたか?
きっとはじめは、英語で表現するのは難しいぃぃぃぃ〜!ですよね。
単語や英語らしい言い方がわからなくて、日本語では言えたけど、英語ではうまく表現できないところが何箇所も出てきましたね?
Y E S !
まずは、それでいいんです!
なぜならアナタは今、スピーキング力を向上させるための正しいアプローチ(正しい方法)で勉強しているからです。
1.「自分が英語で何か言いたいと強く願った」
2.「でも表現できなかった」
3.「だから英語にできなかった箇所を調べて、次から言えるようにシタイ」
というアプローチです。
例えば、学校で使う教科書や単語集の内容をそのまま勉強しても、な〜んかっあんまり身にならないな〜って ときありますよね?
それは当然なんです。興味がないコトに関して、勉強するというアプローチは、効果的じゃないです。 興味のないので、勉強内容が、アナタのハートに深く刻み込まれません。
「この内容を相手(オーストラリアのステキなオネエサン、オニイサン)にどうしても伝えたいのに、 英語の単語・イディオムがわからないから、今のオレでは/ワタシでは、表現できない。うまく伝えられない。 キー!チキショーォォォォ!だから調べて、この気持ちをなんとか伝えたい!」
という切実な思い・熱意・気合・やる気があった上で、勉強するからこそ、その内容を心に深く刻み込めるはずですね。
つまり、どこがわからなかったのか知る=英語にできない箇所を発見する という作業がとても大切なんです。
4.英語にできない箇所を英語にする
アプローチの仕方はわかりましたね?
今、アナタは、英語にできない箇所を発見しました。
じゃあ、そこをどうやって英語にしていけばいいんでしょうか?
ここで、アナタを助けるアイテムが必要になります。
辞 書
まず、必要なのは、辞書です。普通ですね〜(笑)
和英辞典で、単語・イディオムを調べます。
単語・イディオムがわからなければ、どーしても表現できないコトは多いですよね?
とりあえず和英辞典でコツコツと単語・イディオムを調べ、
ネタ帳の右側ページにメモっときましょう。
このとき、単に、単語・イディオムを辞書に載ってるまま書き写すんじゃなくて、
辞書の例文を見て、それを自分がしゃべりたいことに置き換えて、メモっとくと効果的です。
そうすれば、次回、英語を話すときに、自分用の表現としてそれらをすぐ使えるってわけです。
テ キ ス ト ( 参 考 書 )
次に、必要なのは、のイイ感じのテキストです。
イイ感じのものを選んで日本から持っていくことが必要ですよ。
タイトルに
「自分の気持ちを表現するための〜200フレーズ〜」とか
「ネイティブはこう表現する〜300表現〜」とか
書いてあるようなテキストを選んでください。(機会があれば僕が使用していたテキストを紹介します)
文法が説明してあるテキストではないですよ。「○○の時によく使う表現」、「××の時によく使う表現」
というようにシーン毎の英語の表現と例文がたくさんのっているテキストを選んでください。
(→ おすすめテキストについて ※1.参照)
そのテキストに書かれていることを、頭から覚えるためにつかうんじゃあないですよ。
テキストのことを「参考書」って言いますよね?
そうです。テキストに書かれているコトを自分の英語の「参考」にするために使うんです。
辞書で単語・イディオムを調べた段階では
「なーんか。まだこの気持ちを英語で表現しきれないんだよな〜」
「もっと違うことを言いたいんだけどな〜ピッタリの表現ってないのかな〜」
と感じる場合があるでしょう。
そういうときに、テキスト(参考書)の目次を見たり、テキストをパラパラめくって、
参考になりそうな表現を見つけ、うまく見つけたら、それをネタ帳の右側にメモっておくのです。
このとき、大切なのは、テキストに書かれていることをそのままコピーするのではなく、テキストの表現を参考にして、
英語にできなかった箇所を英語で表現するということです。
例えば、テキストに、下記のような例文が書いてあったとします。
It's a great honer to meet you.
(あなたに会えてとても光栄です)
僕自身のリアルな「最近 嬉しかったこと」として、「ベルズビーチの世界大会で、KellySlater(ケリー・スレーター)という
憧れのプロサーファーに会えた」という体験があります。(詳しくは、日記編の神 様 の 背 筋をご参照ください)
そして、英語力が足りなくて、この「ケリー・スレーターに会えて光栄だった」という「最近 嬉しかったこと」を、僕は英語にできなかったと仮定します。
そういう場合は、この体験を英語で表現するために、テキストの例文を参考にして、僕は、下記のような文章をネタ帳の右側に書き加えるでしょう。
It was a great honer to meet KellySlater at BellsBeach.
(ベルズビーチでKellySlaterに会えてとても光栄だった)
テキストの例文をそのままコピーするのではなく、自分自身のリアルな体験、リアルな思いに置き換えているところがポイントです。
テキストの例文はあくまで「参考」にするだけのものです。
大事なのは、アナタ自身のリアルな体験、リアルな思いを英語で表現するという気持ちなのです。
※1. おすすめテキスト →
英語勉強法「リスニング」で、紹介してしている
「6単語英会話」は、
スピーキング力をつけるためのテキストとしてかなりイイ!です。
→自分のリアルな体験を英語にしたいときに、これは、ヒジョーに「参考」になりそうです。
英会話の「型」 を教えてくれるテキストです。
(オススメ度◎と認定しています)
4.ネタ帳をフル活用
ここまで、どうでしょう?
正しいアプローチの
「自分が英語で何か言いたいと強く願った」
「でも表現できなかった」
「だから言い方を調べて....」
というところまで、辞書とテキストを参考にして、一応できましたね?
次ステップは
(調べたことを)「次から言えるようにシタイ」
ですね。
せっかく辞書やテキストで調べたんだから、次回ネイティブと話すときに、アナタは、それをどうしても使ってみたいわけです。
今、アナタのネタ帳の左側には日本語が書かれ、ネタ帳の右側には、英語が書かれていますね?
さあ、その英語を、アナタの口から自然と言えるようにするためにはどういう訓練をしたら効果的なのでしょうか?
@ネタ帳を見て単純に暗記
ネタ帳を見て、できるだけ覚える(暗記する)っていうのも、まあ手です。
普通の教科書を暗記するよりは、はるかに効率良く暗記できます。
なぜなら、アナタのネタ帳には、アナタに関するリアルな体験が英語で書かれているからです。
自分のコトが書いてあるんだから、印象に残りやすく、覚えるのも比較的簡単ですよね。
Aネタ帳をカンニングペーパーとして使いネイティブに話しかける
でも、ネタ帳の暗記よりも、ワーホリ中のアナタに適した、もっと良い方法があります。
それは、自分の作ったネタ帳を持って、ネイティブと実際に「話す」という方法です。
「自分の作ったネタ帳を持って話す」というところがポイントですよ〜。
そのネタ帳右側ページには、アナタ自身の「話したいこと」が「英語で書かれている」わけです。
それを見ながら、ネイティブと話すんです。
いってみれば、会話の時に、自分のネタ帳をカンニング・ペーパーとして使うんです。
学校のテストではないので、ガンガンにカンニングしていいんですよ〜。
自分1人でネタ帳を暗記する場合よりも、実際、ホンモノの人の前で英語を使うほうが、その英語を使った記憶・印象が残ります。
はじめは、緊張してしまって、うまく話せないかもしれません。でもそれでいいんです。
後で、その日の夜などに復習するときに、ホンモノの人の前で英語を使った記憶・印象を思い出すことによって、効率よく覚えることができるのです。
Bネタ帳をレベルアップさせる
また、「自分の作ったネタ帳を持って話す」ことで、更に良いことが起こります。
たぶん、ネタ帳でカンニングしながら話していると、「おいおい。そのノート何?」とネイティブからツッコミが入ると思います。
その時は、「英語を勉強するために自分でノートを作ったんだよ。見る?」といってネイティブにネタ帳を見せてしまいましょう。
すると、「おーすげえ。ちゃんと努力してるんだ!」と興味を持たれるでしょう。
そこでアナタが言うセリフはこれです。
Well...do you guys really use these kind of expressions ? it's natural as English ?
(ところで...みんなさあ、ホントにこーいう表現って使うの?これってナチュラルな英語になってる?)
そーすると、親切なネイティブは「うんうん。オレなら、こういうときは、○○とか××って言うけどね〜」
と新しい表現を教えてくれるでしょう。
そこで、アナタは、すかさず、ネタ帳の右側ページにそれを書き込みましょう。そうやって、アナタのネタ帳は、どんどん
レベルアップしていくんです!
1人だけなく、他のネイティブに対しても、同じような方法を試しましょう。
自分と同年代の人だけでなく、子供からお年寄りまで、いろんな世代の人に聞いてみましょう。
たぶん世代によって使う英語も少しづつ異なることがあったりして、よりバラエティ豊かな表現が学べるはずです。
C夜はネタ帳の復習 1人芝居
そうやって、昼間は、「自分の作ったネタ帳を持って」ネイティブと話し、その内容を深くハートに刻み込みます。
もしくは、新しい表現を教えてもらって、ネタ帳自体をレベルアップさせる時間帯とします。
そして、夜は、ネタ帳を見直して、覚えることに集中する時間帯とします。
といっても、ネタ帳の右側ページを機械的に暗記する作業ではなく、
昼間の会話を思い出しながら、隣にネイティブがいて、そのネイティブと楽しく会話をしている気持ちになりましょう。
そして、心の中で、その会話を何度も何度も繰り返す作業を通して、ネタ帳の右側ページを覚えちゃいましょう。
自分で自分自身に質問をして、自分でそれに答えるというような「1人芝居」的な練習も効果的です。
部屋で1人で、ブツブツ独り言をしゃべってるのは、ちょっと暗い感じがしますね(笑)
でも、英会話のスピーキング力を上げるための効果的な方法だと思ってやってみましょうね。
最終的には、ネタ帳(カンニングペーパー)なしで、そのネタ帳に書かれていることが自然と言えるようになっていることが目的です。
もし、まだ、いえないな〜と思ったら、明日また、別のネイティブに対して、同じコトを繰り返しましょう。
同じネイティブに対して、同じコトを話すと「アホかコイツ?」と思われますので気をつけましょうね(笑)
そうやって、昼と夜のトレーニングを繰り返し、自分のネタ帳をレベルアップさせていくと同時に、自分の英語自体も毎日レベルアップさせるわけです。
また「最近 嬉しかったこと」という1つの「ネタ」だけでなく、複数の「ネタ」に関して、
同時並行進行で、上記の方法を試していけば、いろーんな表現を使えるようになりますね。
つまりは、アナタの英会話のスピーキング力が短期間のうちにグングン向上するということです。
ここでは、例として、アナタ自身の「最近 嬉しかったこと」というネタをとりあげましたが、
「ネタ」は無数にあります。自分がしゃべりたいことなら、なんでもいいんです。
サーフィンが好きなら、サーフィンについての「ネタ」
旅行が好きなら、旅行についての「ネタ」
お酒が好きなら、お酒についての「ネタ」
ネイルアートが好きなら、ネイルアートについての「ネタ」
パソコンが好きなら、パソコンについての「ネタ」
仕事で英語を使うなら、仕事についての「ネタ」
〜とイロイロな「ネタ」を増やして、1年後には、
「自分の意見がきちんと英語で言える人」になってください!
5.1年でネタ帳を宝物にする
これからアナタはオーストラリアに行くんですよね?(もしくは今、オーストラリアにいるんですよね?)
そうしたら、その機会を100%活かさないともったいいですよね!
日本とオーストラリアの違いは、オーストラリアには、英語のネイティブが、そこらじゅうにいるということです。
あたりまえですけど。
もうホントにそこらじゅうですよね?
いろんな年齢、職業、収入、趣味、性別のネイティブ・スピーカーに出会うわけです。
想像してみてください。
そこらじゅうにいるみんなから、毎回、少しづつ、ネイティブな英語表現を教えてもらったら、1年後には大変な量の英語がアナタのネタ帳には書き込まれますね!
それはもはや単なる英語のネタ帳ではなく、オーストラリアの思い出のたくさんつまったステキな宝物になるでしょう。
