グレートオーシャンロード(GreatOceanRoad)
07年4月2日-4月4日
1日目ビクトリア州の秋
グレートオーシャンロードは、ビクトリア州の南、海沿いを走る、ハイ・ウエイです。
メルボルンの西、2時間ぐらいから道がスタートし、それから、300キロ位、ロング・アンド・ワインディング・ロードが続きます。
途中、何箇所かサーフスポットもありますが、基本的には、雄大な大自然の景色を楽しむ場所だと思います。
グ レ ー ト オ ー シ ャ ン ロ ー ド か ら の 景 色 〜 大 自 然 !
メルボルンを出た僕は、まずは、グレートオーシャンロード手前の、トーキー(Torquay)に立ち寄りました。
ここは、オーストラリア有数のサーフタウン。サーフブランド、リップカール(RIPCURL)発祥地でもあります。
そして、トーキーには、世界的超有名サーフポイント、ベルズビーチ(BellsBeach)があります。
ベルズビーチ以外にも、いくつかビーチが集中していて、ナイスな場所です。
ゆったりとしたカントリームード。野生カンガルーだらけ。
クイーンズランド州のサーフスポットであるゴールドコーストが、高層ビルの立ち並ぶ近代的リゾートとするならば
トーキーは、もっとこじんまりしたくつろげる街です。気にいった。
ビクトリア州は、全般的に、クイーンズランド州(ケアンズ、ゴールドコースト)や、
ニューサウスウエールズ州(バイロンベイ、シドニー)に比べ、自然が広大で美しく、
人口もそんなに集中していないので、のんびりするには、良い場所だな〜と感じました。
サーフィン的にも、サーファーが集中していないということは、波がとりやすいので、良いのです。
もっと早く、ビクトリア州に来ればよかった。と、ちょっぴり後悔。
ベルズビーチ(BellsBeach)では、サーフィンの世界大会であるリップカールプロ(RipCurlPro)が、
翌日から、開催予定でした。見学、見学。
ビーチに出ると、いきなり、人気サーファー(ミック・ファニング、オッキー)が、目の前に現れました。
DVDや雑誌で出ている人がこんなに近くに!すげー。
コ ン テ ス ト 会 場 の 入 り 口
ミ ッ ク フ ァ ニ ン グ が 現 れ た !
大会は、予選からはじまり、1週間〜10日程度、開催されるので、とりあえず、今回は、
まず、グレートオーシャンロードの見所を全部見てから、また戻ってこようと決めました。
結局1日目は、グレートオーシャンロードを少し進んだローン(Lorne)のYHAに、宿泊。
森の中にあるステキなYHA。紅葉した木々が見え、ビクトリア州は、すっかり秋だねと思いました。
森 の 中 の Y H A / ビ ク ト リ ア 州 の 秋 は 寒 い
2日目12人の使徒
前日作っておいたお弁当(サンドイッチ)を持って出発。
まずは、美しいという噂のアポロベイApolloBayへ。
途中の道は、ずっと海沿いで、全てのコーナーが絵になる感じ。
時々車を止めて写真を撮りつつ進むので、なかなか時間がかかりました。
アポロベイは、三日月形の湾を望む、確かにきれいな場所でした。時間があったら滞在したい街です。
三 日 月 型 の 弧 を 描 く ア ポ ロ ベ イ
今回は時間が無いので素通り。更に進むと、道は、予想外に、山の中を走ります。牛がたくさん放牧されているのどかな牧場風景。
これはこれで気持ちよいです。途中、なぜか検問があり、飲酒運転をチェックされました。
「日本から来たの?気をつけて走れよ!」と警官の声援を受け、更に数時間、また海沿いの道になりました。
予 想 外 に 山 の 中 も 走 る
そして、おまちかね、海の中にどかーんとそびえる奇岩の登場。
まずは、ギブソンズ・ステップ(GibsonsStep)。ここは浜辺まで下りていって、砂浜から2つの巨岩が見れます。
どーんとでかい岩が、海の中に浮かんでいます。波がザバ〜ッと岩にぶつかって、大自然〜!って感じです。
ギ ブ ソ ン ズ ・ ス テ ッ プ の 前 で ヤ ン キ ー 座 り
ギ ブ ソ ン ズ ・ ス テ ッ プ に 近 づ く と 海 が 恐 い
次は、いきなり、ハイライト、12人の使徒(Twelve Apostles)。
複数の巨岩が海に浮かんでいます。どうみても実際12個もないけど。8個ぐらい?
波と風による侵食が生み出した不思議な地形です。太陽の光に照らされてきれい。すげえすげえ。
1 2 人 の 使 徒
次ポイントは、ロックアードコージ(Loch Ard Gorge)。同名の難破船があるという場所です。船の残骸が、ちょびっと見えました。
展望台(崖の上)から見ると、海岸線が、複雑に入り組んでいて、奇妙かつダイナミックな地形が、眼下に広がっていました。満足満足。
ロ ッ ク ア ー ド コ ー ジ
夕方暗くなってきたので、この日は、少し走って、ポートキャンベル(PortCampbell)に、宿泊。
3日目カンガルーさんごめんなさい
3日目の朝、せっかくここまで来たんだから、ピンク色の朝日に染まる「12人の使徒」を見ようと、早朝5時に起きて、車を走らせました。
カ ン ガ ル ー 注 意 報
朝は冷えます。ジャージをはいて、その上にジーンズをはいて、上は、フリースを着こんで出発。温かいコーヒーを飲みたかったのですが、時間がなくて準備できず。
街灯のほとんど無いグレートオーシャンロードの夜明け前は、暗く、霧が出ているので、視界が極端に悪く、ゆっくりゆっくり20キロぐらいで進みました。
5分ぐらい走っていると、突然、2匹の親子カンガルーが、右前方から、びよーんと飛び出してきました。
あっと思った瞬間、1匹目(子カンガルー)は、ギリギリでバンパーを、右から左に横切るように、ジャンプしていきました。
2匹目(親カンガルー)が、バンパー右前方に、ボコッ!とぶつかりました。ぶつかりつつも右から左にジャンプしていきました。
僕は、一瞬放心状態に。車の後ろを確認しましたが、何も見えません。
「12人の使徒」の展望台の駐車場で、車を確認。ボンネットが少しだけへこんでいます。血はついていません。
明るくなってから、事故現場に戻ってみましたが、カンガルーはいませんでした。
きっと、ちょっと痛かっただけで、ケガはしていないことを祈りました。
「12人の使徒」を見てからは、昨日見ていなかった、ポートキャンベルより西の景勝地を見に行きました。
まず、ロンドンブリッジ(LondonBridge)。これも見てみたかった地形のひとつ。うおーっつ。確かに橋だっ。
開放的な気分になって、開放的〜な写真を撮る。
次に、ベイ・オブ・アイランズ(Bay of Islands)。奇岩だらけ。
むー。すごいじゃないか。オーストラリア。
ロ ン ド ン ブ リ ッ ジ
開 放 的 〜 な 写 真
ベ イ ・ オ ブ ・ ア イ ラ ン ズ
これで、ほぼグレート・オーシャン・ロードの見どころは全部見た感じ。
今まで(リップカールプロが開かれてる)トーキーから、西に西に、300キロ位進んできたけど、ここから一気に、東に戻るわけです。
トーキーまで爆走!
愛 車 フ ァ ル コ ン と 記 念 写 真
リップカールプロのおかげで、トーキーの宿はとれず、トーキー手前の、アングルシー(Angle Sea)に宿泊。